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CI-CMC工法(大径・高品質の深層混合処理工法)Contrivance Innovation - CMC

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あらゆる浄化材料に適用できる高品質な混合撹拌技術

CI-CMC工法は、エアを用いてスラリーを霧状に吐出する「エジェクター吐出」機構の開発により大径かつ高品質な改良体を造成する深層混合処理工法です。周辺変位も大幅に低減でき、市街地や既設構造物近接での施工が可能です。高品質で大量施工を行ない、コスト縮減を実現します。

CI-CMC工法とは、Contrivance(工夫) Innovation(革新)CMCの略称であり、CI-CMC工法は(財)先端建設技術センター「先端建設技術・技術審査証 第2804号(平成29年1月15日)」を取得している特許工法です。
CI-CMC工法の低変位工法(杭径1600mm、2軸)は、「平成29年度版 国土交通省土木工事積算基準」において、スラリー撹拌工、2軸施工(変位低減型)杭径1600mmとして新規制定されました。

CICMC工法の特徴

特徴1
撹拌効率が向上し、バラツキの極めて小さい大径の改良体を造成します。
特徴2
貫入能力が向上し、貫入抵抗の大きい地盤においても撹拌混合が可能となりました。
特徴3
エアリフト効果により、周辺の変位を大幅に低減します。
特徴4
施工状況を可視化し、帳表とCIMに対応した3次元モデルに図化できます。

CICMC工法を動画でご紹介

エジェクター吐出機構による3つの性能

エジェクター吐出機構による3つの性能

エジェクター吐出方式

撹拌翼に内蔵されている装置で、エアの流路にセメントスラリーを注入することで、固化材をエアに同伴させ霧状に放出させることができる画期的な吐出方法です。このため、スラリーを吐出口から流すだけの従来の方式に比べ、改良域全体に固化材を散布することが可能であり、大径であっても高い撹拌能力を発揮します。

また、霧状スラリーが土をほぐし土粒子の流動性を高めることから、貫入・撹拌の負荷が低減します。さらにエアリフト効果で土が移動しやすくなり、投入したスラリーに応じて撹拌域の土がスムーズに上昇するため、周辺の変位が少なくなる効果も得られます。

エジェクター吐出方式

施工機械の豊富なヴァリエーション選定

先端ヘッドの形状と掘削ビットの配置、エジェクター吐出口の位置を改善しており、より硬い地盤についても、補助工法を使用せずに1台の施工機械で施工が可能です。また上端ビットの装着により、引抜もスムーズに行えます。

施工機械の豊富なヴァリエーション選定

施工対象地盤

N値50程度の砂質地盤
N値15程度の粘性土地盤(腐植土を含む)
※対象地盤の強度によっては最大径、最大深度の選択ができない場合があります。

施工対象地盤

施工手順

施工手順
位置決め
施工機を所定位置にセットします
改良材吐出・貫入撹拌
改良材を吐出しながら連続貫入します
着底確認・先端処理
先端部が支持層に到達したことを確認した後、改良材の吐出を停止し先端処理を行います
引き抜き撹拌
撹拌翼を逆回転させながら引き抜きます
造成完了
地表面まで改良体を造成し、次の施工位置に移動します

Visios-3D®

「Visios-3D 」は、地盤改良の施工状況を『見える化』する新しい施工管理システムです。施工中にオペレータが確認する施工支援画面に、地盤内の施工状況がアニメーション表示され、直感的に状況が把握でき、同時にタブレット端末等で、現場内にいる複数のスタッフにより共有、確認できます。施工記録は、CIMに適応した3次元モデルに図化され、現場全体を視覚的に評価できまます。

Visios-3D®

施工実績

CI-CMC工法は、すでに700件以上の施工実績があり、多くの方にその導入効果を高く評価されています。

施工実績